WEB-ATELIER通信

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                                                                    コラム更新日2006/3/3

2006年 今月のコラム 

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05年度 卒業制作(平面造形領域)確認日

2006年1月27(金)午後15時 これが05年度卒業制作の確認日だった。提出書類にせっせと記入するみなさん


左の6名が当該学生だ。
皆さん無事に(…いや、何とか?かな)締め切りに間に合ったから、笑顔だ。
今回は、卒業生とその作品について紹介しようと思います。

どいくん
「MACで粘土アニメの作成と再生」9題9作品
4月からのテーマは、CMのような短編映画の製作だった。しかし10月になり、急遽クレーアニメに変更した。大丈夫か?と不安に思われたが、お得意のスーダラ調で程ほどにまとめあげてきた。制作というよりも、試作レベルにとどまるものの、5年目であることだし…これ以上締め上げても…だから…OKとした。
(進路:東京への就職が内定)

▼しょーた
日本画制作 「流浮」90×110センチ屏風仕立 「金魚」F3
金魚を描いた屏風、それから100号、さらに自画像、以上3点セットを作ります」というのが、当初の意気込みだった。しかし12月ごろから進度が危うくなってきた。屏風すらまともに進まない。もちろん100号や自画像は夢のまた夢に終わった。提出日にはなんと、昨年描いた小さな金魚が登場するはめに…ウーン。上越教育大のMCで日本画をやり直すそうです。

▼とどくん
CGによるキャラクターデザイン 9人の侍 110×660センチ
手書きの輪郭をスキャンし、フォトショップで描いたものをビックプリンタで印刷したモノ。巨大な漫画といえばよいのか。描写力にかけては結構な能力を持っていることがわかります。とどくんの就職活動については以前触れたことがあった。結局その後、先輩のつてで札幌のソフト制作販売の会社につとめることになったのでした。

▼のーみんさん
モノトーンによる人物表現 B1サイズ、3点組 「漂」 「飾」 「華」
1月に入り、彼女もいよいよ土俵際まで追い詰められたのであった。しかしそれから目つきがだいぶ変わってきた。やっと真剣になってきた。作品を毎週持参して、1枚目より2枚目、2枚目よりも3枚目と、次第にかきこみが充実してきた。で、これならマアいいか…ということになりました。めでたしめでたし。進路は未定です。

▼もりもりさん 
コラージュを利用したイメージ表現 ポストカード50枚、A4サイズ60枚 この方は、ほんとに飄々とマイペースでイラストを積み上げてきたのでした。4月の時点まではコラージュあたりもまともに組み立てられなくて、何がなにやら…状態でした。でもその後は、イラスト→ポストカードに絞ってからはいたって順調でした。4月からは、中美の教員の予定です。

▼ゆーこさん
アクリル絵具によるイラストレーション表現 「ある日の授業」 B1 6枚  この方が、ことしは最も順調に制作できた人でした。もともと自分にとって可能な表現が限定されていたからかも知れません。ブリューゲルの現代の子供版といえばよいでしょうか。子供たちが楽しく遊んでいる風景をイラストっぽく描いたものです。今後の進路は未定です。

yukioさん結婚祝賀パーティ

▼2006年1月29(日)15時
ユキオさんユリさんのウエディングパーティが、Pホテルで行われた。
ユキオさんは、高校・大学非常勤講師や児童絵画塾、フリーデザイナーとして、釧教大を卒業後10年を経た。奥さんとともに、やっと落ち着いた生活ができるだろうか。

▼腐れ縁のテツロ-さん(右)
加藤先生(左)は乾杯の発声をした。昔はこの3人であそび狂っていたもんだ。

▼レストランパーティだから
午後3時から5時まで。食べたいものは勝手にとりに行くスタイル。
「あれもこれもやりたくない」ということで、式場からは「時間が持ちませんよ…」と言われたというが、いわゆるお仕着せの式じゃなかった。

▼夕方に近づくにつれ釧路港が浮かびあがってくる
友人からのコメントも「アッ」という間に終わってしまい。ほとんど歓談の時間だった。
「なんか静かだな、オレちょっと歌ってこようかな…」加藤先生が司会者のところへ出向いていった。しかし、「もう終わりだから、歌わなくていいそうな」と残念そうに戻ってきたのでした。 
おしまい。

2007年度入試 釧路校は久しぶりに脅威的な倍率だ!
今年の5分校の志願状況をグラフ化してみました。中間発表の少し前の時点で、今年は志願者が多くて担当の事務官がてんてこまいだ、という話題があった。
その後も、良好な応募状況は最終締め切り日までつづき、結局左表のようになったのでした。5分校の中では圧倒的な倍率です。
その理由のひとつには、改組により小学校教員養成の重視への転換ということから、予備校のランキングが下げられたからじゃないのか、という見方もあります。

H11年の改組のときにも倍率が跳ね上がったことがありました。また、団塊の世代の大量退職による教員需要の増加を見越した、教員志望者の増加という傾向もあるでしょう。さらには、国立大学最後の砦という位置づけからの志願結果かもしれません。いろんな要因があるのでしょうが、ホームページのリニューアルも好結果の要因のひとつにかぞえられています。
なお、岩見沢校の美術の倍率は3.2倍、音楽は1.8倍でした。音楽の教員はノホホンと構えていたから、この超低倍率に愕然として対策に追われはじめたという。
ともかく今後、3.8倍以下の大学は整理の対象になるとのうわさも出始めてるから、美術もうかうかしてはいられない。おそらく来年度は後期試験もやらざるを得ないだろう。
ちなみに、札幌校はこれまで、ホッテオイテモ受験者が集まるからと、ほとんど募集の努力をしてこなかったのだが、さすがにこの数字ではこれまでのように「お大臣」ではいられないことだろう。なにせ東大までもがオープンキャンパスを行うご時勢なのだから。

岩見沢校前期入試 いろいろあったけど
今日は3月3日。昨日、岩見沢校の前期入試を終えて釧路へもどったばかり。結局岩見沢校入試では札幌に5泊した。朝7時前発の列車で岩見沢に向かい、夜の9時から深夜に札幌にもどる日々を繰り返した。連日いろんなことがあったから、5泊もしたのにヨドバシカメラへ行ったのはたったの1時間だった。まったく不満足だ。でも、7〜9日にかけての会議に、また岩見沢へいかなくちゃならない。今度こそもう少し長く楽しんでこよう。

ところで、釧路駅前に降り立った時、「アレ?」と思ったのが左の写真です。駅前には機関車の動輪が彫刻作品のようにドッカリ展示してあるのですが、道路を隔てた正面にあったはずのビル(黄色い部分)がなくなっているのです。金一館と言ったのかな?しばらく閉鎖されていたビルでしたが、ほとんど取り壊されていました。
駅前にポッカりと空いた空間はどこか寂しさを感じさせましたが、さて何ができるのやら。

■ご当地情報その2
大学前の旧サンクス跡に変化がみられました。昨日帰り際、大学正面を車で出る際に、ガラスが白い紙で覆われていた旧サンクス内部にあかりが灯っていました。

サンクスは釧路から撤退したわけで、跡地の多くはセイコマに移行している。しかし、大学前に関してはすぐ下にすでにセイコマがあるから、もうひとつってわけにはいかないでしょうね。さて、何ができるのやら? お楽しみしみですね。

じゃまたね。