>WEB-ATELIER通信 | ||
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●過去のコラム コラム更新日2005/05/31 | ||
2005年 6月 |
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今月のコラム |
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■「ガイアの夜明け」ってTV番組をご存知ですか? 釧路では、地上波だと見られないけど、BSデジタルだと見ることができる。 役所コウジが進行役で、毎週タイムリーなテーマで50分間じっくり見せてくれるから楽しみな番組のひとつだ。 ●ニート対策? 先日のテーマは、ニート対策についてだった。 「やりがいのある仕事が見つからないから」とか「仕事に就いても自分に自信がないから」とか、どうも理由ははっきりしないのだけれど、生活費は親掛かりで、のんべんだらりと暮らしているという。 「ンなもの、甘やかしてる親がいけないんでしょ。放り出せば自分で働くようになるんじゃないの…」 とにかくニートと呼ばれる人々を、家から追い出すだけでは解決しないらしい。まず、ちょっとだけ家からつれ出して、それから、試しにこういう経験をさせて、その次にこれこれをやらせて、それから… といったような、ニート状況から社会生活までの間へのいくつかのトレーニングのステップを組み立てておいて、そのレールの上を走らせながら再教育していくことが必要とされているようだ。そのあたりのことを「ガイア」の番組では扱っていた。 ●就職活動が大変だって? 私は、来年は、就職対策委員長ってことになってるから、就職関連報道のVTRを集めたりしてる。だからこういう番組に反応してしまうのだけれど、昔とちがって近頃の大学はどこも就職対策にとても熱心だ。 でも、15年前ぐらいまでは釧路校じゃ就職対策なんかほとんど必要なかった。学生の就職イコール教員採用試験だったし、採用率も高かった。 釧路校で就職うんぬん言いだしたのは、最初の新課程ができてからのことだろう。公務員や民間の就職先の開拓の必要が出てきた。その後、世の中の景気が低迷し新規採用が減ってきたことや、教員採用試験の合格率も低下してきたから、教員の口も、民間の口も、手取り足取りの就職対策が必要になってきた。 同窓会に依頼したり、元校長を嘱託にして面接レッスンや、小論文の書き方のトレーニングなど、 いっぽう学生の側は、せっかく開講してる3本の就職関連授業にも40名ぐらいしか受講しにこないというし、面接や小論文のレッスンもサボったりいい加減で、なにか他人事のようだという話を聞いている。(実態はよくわからない) 大学側がやきもきしてるのに、当の学生はのんびりしてるってのは、どこかニートと周囲との関係に似ているともいえるだろう。就職対策のためのレールを敷いてやってるのに、学生という列車は、なかなかその線路に乗っかってくれないという現実があるようなのです。 ところで、学生の頃の生活パターンを見るだけで、将来のその人の仕事への対応振りも実は見えてしまうものだと思うのです。 その反対に、 ●でも、結婚するほうがもっと大変だって! でもね、就職ってのは、大学や周囲がいろいろ、とりなしてくれたり情報を与えてくれるから、まだ良いんだよ。就職するより結婚することのほうが大変なんだけど、そのこと分かってるのかな。 それとても、学生のころの状況がその後を暗示してるんだけど。モテモテさんはいざしらず、半分以上の人は、「自分で頑張らないと結婚できない」ってことを覚えといたほうがよいですよ。「あんな女性はいやだ」「自分にあった相手がいるはず?」とか、言いながら、いつの間にか40代に突入したりして、ますます困難さが増加していく。 おっと、この状況は、ニートとおんなじじゃないか。 昔みたいに地縁や親戚関係が濃密じゃなくなって、世話好きのオバサんも近所にいなくなった。 だから、結婚できない人に対しては、ニート対策と同様に、ゴールまでへのステップを組んだレールを敷いて、それに載せてトロッコのように押していってやらないと、絶対に結婚できないのです。周囲の大人の多くが、まだそのことに気づいていないのです。 結婚は本人の意思だから、本人しだいで… とか言ってる状況じゃ、もはやなくなってるの。 ニート、就職、結婚、いろんな面で、手のかかるやっかいな人々が増えてきてるけど、ものごとの現象の根っこというものは、基本的には皆おんなじようにできているもんだってことがわかったでしょ。 ■「30分の講義」を聴くのが辛かった話 誕生日の前日、運転免許の更新に3年ぶりに行った。 私は今回は一度も捕まっていないから 「あと一週間で更新だから、注意しなくちゃと」、ビクビク・オドオドしながら運転してたから見つけたようなもので、うっかりしてたら、捕まるところだった。 さて、問題なのは手続き終わってからの講習。
ワシはの、元は白バイ乗りだったんじゃ。昔の釧路じゃ、白バイ乗りは憧れの職業だったんじゃ。まだ南大通の一部だけが舗装されてて、ほとんどの場所が雪解けの頃には、グチャグチャだったんじゃ。ワシはの、背が小さいから白バイに乗るときは大変なんだけど、一旦乗ってしまえば、自由自在だったんじゃ…。 ほとんど、現役の頃の思い出話で、漫談聴いてるみたいだった。検挙の際てこずった話とか、自分の運転で危機一髪だったこととか、いちおう講習という内容にはなっていたように記憶している。 2時間講習だから、結構話をもたせられる人選がなされていたと思う。最近は、30分だけ座らせておけばよいんだから、そんなもの誰でもできるだろ、ってことで、担当者の質が低下してしまったのだろう。 ところで、 やっぱり授業はおもしろくしなくてはいかんと思った。大学の講義では、90分も座らせとくんだし、しかも15回近く行うんだから、聴かされる側の立場にたった話の内容を考えないといけないな。 「最近の学生は、私語が多くて…」とか言ってる先生がいるけど、「それは、あんたの話がつまらんからでしょ」と心の中で答えてしまう。 まあ、モトモトそれなりの能力がないと、教師も学生から足元見られて収集つかなかったりするんだけどね。 ■今日は5月31日、今回はギリギリセーフ 5月後半は、久しぶりにいろいろあったから、ひょっとすると6月のコラムが5月中にUPできないかも、と思った。でも、やっと間に合った。 私立大学とちがって、広報予算が少ないから、いろいろ大変だ。 じゃ、またネ。
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