WEB-ATELIER通信

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                                                                 コラム更新日2005/10/27

2005年 11月 

    
   
    今月のコラム    


    WEBアトリエ   

 


 はや一年経ちました 
「とりあえずは、1年間継続することを目標にしたいと考えています。」
そう書いてスタートしたのが昨年11月だった。早いもので、このWEBページも一年が経過しました。いま3つのWEBページを開店している。力を分散させないと続かないから、近頃はこの通信は無理しない程度に更新しています。どうせ誰も祝ってくれそうも無かったから、自分で祝ってしまったよ。
このコラムも13回目となった。最初の3〜4回まではレイアウトも少しずつ修正されている。試行錯誤しながら収まるべきところにたどりつく経過を見るにつけ、感慨深いものがある。
しかし、毎月1回の記事が12回集まってもたいした内容じゃないし、一年を通じてくだらんことしか考えてないことが自覚できる次第だな。
これまでFrontPageを使ってWEBページを作ってきたけれど、キッチリレイアウトできないし、機能もものたりなかった。先日、やっとGoLiveを少し使えるようになったから、大学の「就職ナビ」を作り直している。そのうちにB−KenWEBの方もリニューアルしようと思っています。
でも最近、メインのノートパソコンの液晶画面が
消えかけてきたから使いづらくて仕方ない。(右写真参照)
まだ、買ってから2年と3ヶ月しかたってないというのに。また30万円近い出費か。痛いな。

ことしの健康診断
7年ほど前に初めて「人間ドック」へ行った時は、しごく健康だった。

検査の後で医者から検査内容を告げられる際、医者がカルテを見ながら「フーン」とため息をついた。「珍しいですね。
オールAです。うちには月に400人ぐらい検査にくるけどオールAは数人しかいませんよ」
人間ドックへはそれから一年おきに3回行った。しかし、毎年8月に行われる職員健康診断が、だんだんと検査内容が充実してきたから、この2年間は大学の中で検査するようになった。
前回は、「やや高脂血症ぎみ」との結果から、その後はコレステロールを含んだ肉やチーズなどの脂っこいものを控えるようになった。だから近頃の食事はほとんど
精進料理みたいなものばかりだ。

さて、今年の検査結果は?
コレステロール値はやや低下したのだが、こんどは「
尿酸値が上昇したから痛風にならないよう気をつけましょう」「お酒はやめましょう、特にビールはいけません」というお知らせが入っていた。

理不尽なものだ。若い頃には、何でも飲み食いできたのに、金がなくて「ひもじい生活」をしていた。今は金はあるのに「肉も酒もやめなさい」だ。

「病院へ行って医師の診察を受けなさい」という指示も入っていた。
しかたがないから市立病院へ向かった。でも、約1ケ月の間ほとんど酒もやめて節制してたから、
今日の検査には少し自信があった

市立病院は、数年前から診察を予約制に切り替えたから、以前のように内科の廊下にウジャウジャ患者がいることはなくなった。初診でもそんなに待たなくても診てもらえるようになったそうだ。1時間ほど待ったあとで結構イケメンの若い医者が、私が持参した「職員健康診断結果票」を見ながらつぶやいた。

「まあ、このぐらいの年齢になれば誰でも幾つか数値は悪くなりますよ。生活習慣病って言うんですけど、お酒は止めるんですね。肉類もね。」そう軽く言い放った。

「まあ、境界値を少し出てるかも知れないけど、個人差はありますから。でもね、こういうのをほっておくと、ズブズブにはまり込んでしまいますから注意したほうがいいですよウ」なにやら医者らしくない無造作な表現で脅しをかけられもした。

「それから運動して少し痩せた方がいいですね。でも無理しちゃだめですよ。月に700グラムぐらいにしとかないとリバウンドしますからね。」
あの、今日はまだ検査してないんですけど…
私は、今日検査するものとばかり考えてたから、そう言ってみたのだが。
「ああ、今日は検査しなくていいでしょう2ケ月後に検査しましょう。年末に予約いれときましょう。」
「 … 」

自分としては、「タイへんだ、ぜひ治療してもらわなくちゃならん」と思って向かった病院だった。
しかし結局のところ、その医者がいわんとするところは、「あんたなんかは治療レベル以下なんだから、適当に生活改善によって自分で調整しなさいネ。本との病人がいっぱい待ってるから、じゃ又ね」ってことなんだろうか。喜ぶべきか悲しむべきか複雑な心境であった。
診察費720円を払って病院を後にした。
 
結局、その日の医師のアドバイスはすでに知ってることばかりで、なんら新知識もなければ試みるべき新たな手法もなかった。検査が楽しみだったのに、また2ケ月も節制しなくちゃならない。
でも、すでに1ケ月ほとんど酒も飲まないでいるから、このままでいけそうな気がする。
あと、
問題なのは運動だ
車で通勤してるとどうしても運動不足になってしまう。田舎に住んでいれば健康的な生活だろうと考えていたが、決してそんなことはない。むしろ都会に住んでる方が良く歩くから、体には良いはずだ。年取ったら都市に住む方が健康には良いことになるのだろうかとも考えるのです。

携帯電話を買いました
大学の教員は、結構のんびりしてるから携帯電話を持っていない人も多かった。でも、さすがに最近は多くの人が持っているようだ。
私はちょっと天邪鬼(あまのじゃく)なところがあるから、皆がそうするならしたくないってところがある。だから携帯を持つ気はまだまだ無かった。

そろそろ携帯電話を持ったらどう?
突然、家内からそういわれた。
その翌週の土曜日に、下宿している息子といっしょに昼食を食べるため、家内とともに釧路へ行った。その際に、
春採のMAXばりゅうで、なんやら分からないうちに私の携帯電話を買うことになってしまった。

どれにするの?」
「何を基準に選んだらいいんだ?

「今はどれでも同じようなもんだから、やだなって思う箇所が無ければいいんだよ。見た目とさわりごこちで選んでもいいんだよ。」
FMが聴けるのと、TVが観れるのとどっちがいいの?」
うーン、FMは聴かないからTVが観れる方がいいな。でも、まだ今買わなくてもいいよ。」
だったらいつ買う気なの?
一ヶ月経っても、おんなじもんしか並んでないぞ。今日は土曜日だから、特価で3千円ぐらいで買えるんだぞ」
二人から一気に攻められた。
家内はちゃっかり、印鑑やら口座番号やら、申し込みに必要な一式を持参していた。
「じゃア、TVが観れるほうがいいな…」
「じゃ、いいな買うぞ」
息子の学割を使って買うからということで、申し込み用紙に、息子がせっせと書き込んでくれる。だから、私はなんにもしないうちに購入してしまったのです。しかも、家族3人AUになるから、だからCメールならただだよということだった。

ということで、その30分後には設定も終わって、AUTVが観られる携帯電話が私の手元にはあった。

「これでいつでもパン買ってきてとか、なんでも買い物を頼めるな」と家内が言った。
ン…? 買い物? … あ、そういうことだったのか!」と、私にもやっと気がついた。

じつは、先日の車検の折に家内の車をうっぱらったから、我が家はこれからは車が一台になるのです。だから買い物には、私の車を使ったり、私が手伝ったりしなくちゃならないことになっていたのです。
だから、携帯を買えって言ったのか
そう言ったら
あたりまえでしょ。そうでなきゃ言わないよ
さりげなく応えられた。

特別編         
私の道央移住大作戦
その

やっとマンションが理解できたの巻

しかしながら、マンションというものは一戸建てと較べるときわめて高額だ。同じ予算でも戸建ての三分の二ぐらいの広さしか確保できない。
しかも3LDKといってもリビングは14畳ぐらいだし、各部屋は6畳にも満たない部屋がくっついているだけだ。収納部分も少ししかない。だから一部屋は物置になるから、3LDKなら2LDKと考えるのだそうな。
マンション見学のはじめの頃には、「なんでこんなに狭いの?高いの?」と疑問だった。

札幌の場合には、
円山という地域が最も高級な住宅地だそうな。げんのもんじゃけ建物内モデルルームを覗いてみた。プレハブに仮設的にでっちあげた偽モデルルームと違い、建物内モデルルームは現物の建物の一室に家具やらをセッティングしてあるもので、棟内モデルルームともいう。観葉植物やちょっとおしゃれな日用品なんkもさりげなく置いてあり、そこに誰かが生活しているような雰囲気にしつらえてある。
円山のそれは、やや古びた商店がならんだ小路をはさんで建てられたごく普通の部屋だった。しかし他の地域より3割ぐらい高めだった。
「やはり円山という土地がもっているステータスがありますし、落ち着いてますから。」
「白石とか菊水とか、あっちはもともと職人さんが多く住んでましたから落ち着かないですね。住んでいる人のレベルが違いますから」
「個人の商店はあるけど、大きめのスーパーが無いじゃない。買い物はどうしてるの?」
「皆さん、時々車で買出しにいかれてますよ」
札幌駅からも遠いし、値段も高い。しかも買い物にも不都合だ。高くて不便。でもそれを承知でステータスを選ぶ、そういう感覚は私にはとても理解できなかった。

「岩見沢には、○×マンションというアパートはあるけれど、まともなマンションは無いゾ」
先日、岩見沢校美術教員作品展の展示に行き、その打ち上げの際の雑談で、そう言われた。
そう言われてみれば確かにそうだ。これまでマンションに知人がいなかったから、マンションの建物に入るという経験自体がなかった。しかし実際に入ってみるとエントランス部分から驚いてしまった。本物のマンションには勝手に進入できないじゃないか。
いずれのマンションも、キーを持っている住人か、インターホンで内部の知り合いからロックを外してもらうかしないと建物自体に入れない。入り口脇に守衛さんが常駐しているところも結構ある。

私が住んでいるド田舎は、お隣さんとの距離が、左が50mで前は200mなんていうのどかな所だが、それでも訪問販売がしょっちゅうピンポンしてくる。こうしたマンションのシステムならば、この連中のわずらわしさから一切解放されるだろう。もちろんNH○も無視できる。
1F部分は、ビジネスホテルのエントランスのようにさっぱりした空間になっているところが多い。
家内おすすめの10階建て・30戸程度の小規模マンションは、各階には3戸程度しかないから、エレベータが一つですむ。その程度の規模ならば住んでる人の顔も自然に覚えてしまうだろう。

今回感動したことの一つは駐車場のしくみだった。東京とは違って、まだ札幌ではほとんどの家庭が車を持っているようだ。だから当然ながら相応の数の駐車スペースが必要だ。見渡してみてもそんな数のスペースは無いじゃないかと思っていたが、地上に停めてある1台の地下に2台がしまいこんであった。
なんと歌舞伎の舞台のように、せり上がり式の駐車機だ。3台駐車してたら、そこは9台分の駐車スペースなわけだ、これにはおどろいた。地下部分には各戸分のトランクスペースがあったり自転車用の駐輪スペースがあるのも一般的だ。

現実の生活を考えてみても、エレベータの保守管理や、エントランスや廊下部分の掃除などにも経費がかかっている。自分たちが居住する各戸内部のスペース以外にもさまざまな機能が必要とされている。
こんなに狭いのになぜ一戸建ての1・5倍ぐらいの値段がするの?という疑問がだんだん解けてきた。
20畳ほどのエントランスの30分の1、各階の廊下の3分の1、掃除もしてくれる守衛さんの体の30分の1は、共有部分としてそれなりの価値を持っているわけだ。
マンションというものの価値には、それ以外に交通至便という価値が大きいようだ。地下鉄駅から1分とか隣がコンビニとか、徒歩3分圏内に郵便局も銀行もスーパーもありますよってところも結構ある。

たまにしか雪がふらない釧路に住んでいても雪かきがしんどくなった→ だから戸建てはもういやだ→ よって雪かきしないですむマンションにしようかな、という当初の発想だった。

3日間ほどで7箇所ぐらいのマンションめぐりによって、「私はどこに住んだら良いのでしょう?」という問いに対する解が見えてきた気がする。

さてこれから、札幌駅のすぐそばで、3分圏内でなんでも済ませられちゃう小規模なマンションをがんばって探すことにしよう。

<私の道央移住大作戦=全3巻> 
これにて完了です

 



 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

■液晶が壊れていくれちゅのーと
画面の下5分の1、右下半分が白っちゃけてる少しずつ左側へ拡大しているのです。
液晶の修理は高いらしい。用度係に聞いたところ、皆さんあきらめて新品を買ってしまうとのことでした。○ニー製パソコンはこれまでに9台買ったけど、ほとんどが2年程度でどこかイカレてしまった。○ナソニックのれっちゅのーとは頑丈だと喜んでいたのだがだめだった。でも、れちゅのーとはあまりにも高すぎる。今度はメモリー1GBに増設することになるから、30万円近い出費になる。直すか別物のもの買うのか思案中。これからはなんとしても3年保障付にしなきゃいけないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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