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                                                                               コラム更新日2007/11/4

2007年 今月のコラム 

   

      11 (北大理学部外壁のツタ) 

はじめての秋

後期が開始され一ヶ月を経た。
この間、週二回のIWAの授業は、いずれの内容も従来の授業の組み直しや新規開発ということもあって、毎回の授業準備になかなか時間がかかってしまった。
KUSに出向いて行われる月曜日の授業には、体育の日や近美との連携授業もあり、今月は2回しか行けなかった。
そんなあわただしさの中で気づいてみたら、晩夏から一足飛びに晩秋へと季節が移行していた

いちょう並木

北大構内のイチョウ並木の紅葉は美しいそうだ。
かねてよりそう聞いていたものの、なかなか出向く機会がなかった。今年はもう終わってしまったかなと思っていたのだが、なんとか間に合いました。
約200メートル強の直線道路の両脇の太いイチョウが見事に色づいていました。

見物人もいっぱいで、ちょっとしたお祭り気分ですね。
紅葉見物のあとは、構内のレストランでお茶を飲んでゆっくりしました。のどかな秋のひとときでした。

MOOペンキぬり

梱包されていたMOOが再び姿を現してきた。
確かに大分前から、MOOのペンキは相当薄汚れた感じがしていた。でも、予算がないから塗り直しは諦めているのだろうなと思っていたのです。海側にはこんな看板が掲げてある。「外装リニューアル1月完成予定」

やはり、幣舞橋とMOOは釧路のヘソなのだから、ビシッと決めていないとね。
茶系統の外装が見え始めた。でも、これが最初の頃のペイントだったかどうかは記憶がない。次回釧路へ出向いた時には全体が見えていることでしょう。

ヌサマイ橋も塗装中

幣舞橋の街路灯も塗装中だった。こんなにしっかりガードする必要があるのかどうかは疑問だが、これもまたオブジェっぽくて面白い。
私は、釧路の四季のなかでは秋が一番好きです。抜けるような青空と、透き通ったような冷涼な大気とに包まれると、なんとなく哲学的な気分?にさせられます。
全国の気温と最も差が少ないのもこの時期です。札幌から出向いても「オヤ…寒くないナ」と思うのです。

快適通勤
札幌と釧路を結ぶJR特急のおおぞらは、このところずいぶんと改善されてきた。10月のダイヤ改正で、帯広までの特急が1本延長された。これで1日7便となった。
加えて座席シートが写真のようにゴージャスになってきた。席幅と足下が広がり、ゆったり乗れるようになってきた。
JRも頑張ってるんですね。

今月のNEWアトリエ
入り口を入ったすぐのところにドアをつけました。
廊下からドアを開けたらすぐに又ドアがあるのは、ヘンなのですが、水場の左側が開けっぴろげなのは居心地が悪いということで、拾ってきたドアを強引に壁に取り付けてしまいました。その脇に、新調したホワイトボードを並べることで目隠しとしました。

これがその逆側です
ホワイトーボードにて、私専用の連絡板を設営しました。
IWAの美術コースは、廊下にある連絡コーナーが不備だから、連絡事項が伝わりにくいことこのうえない。
複数の先生たちにお願いして、それを改善するよりも、自分の部分のメッセージボードをきちんとさせた方が、手っ取り早いですからね。

寒くて暑い問題

10月入り、AF(アートファクトリー)の室温が急激に低下してきた。電気ストーブが無いとチョッと耐えられないほどだった。そこで、研究室と学生演習室用に各1台ストーブを整備した。
さて、10月20日過ぎになって、やっとスチームの通気が始まった。
しかし、なんと今度は暑すぎる日々が始まった。室温30度を超す日が多くなってしまった。
暑いから学生の演習室側のマドを開けると、演習室の天井付近に溜まった熱気がドッと流れ込んでくる。
「…? これは、夏の暑い頃と同じじゃないか」
ということで、一度しまい込んだ扇風機をまた取り出して涼んでいる状態だ。この不経済な熱気問題は問題だ。

札幌での授業にて
「ホ」大学の「ハ」先生にIWAの非常勤での授業をお願いした。ちょうど10月下旬には、「ハ」先生が中心となる展覧会およびワークショップがあるということで、五名の学生とともに「ホ」大学の施設である「ポ」へと出かけた。


「子ども対象のワークショップに加わった形であるが、参加者が少なかったので、ほとんど内うちの授業の感がある。暈しを使って描いたものを壁に貼るところです。
IWAの学生は、月1ぐらいしか札幌に出てこないとか言う者もいるようだから、こういう機会も時々設けた方がよいかもしれませんね。

20年ぶりかな

KUSの卒業生と久しぶりに会いました。KUSに勤務していた間の美術科学生数は200名ぐらいになるだろうか?そのうちで、現在札幌近隣に居住している人たちは結構いるらしい。
今回は、ひょんなことから一度集まりましょうということになったのです。約20年ぶりに顔を合わせました。風貌はもちろん相当変化して、すっかりおっさんたちになってましたが、中身はほとんど昔のままでした。
同窓会や同級会というものは皆そんなもので、懐かしくも楽しい時間をすごせました。
ところで、深夜までススキノでうろついていたことは初めてでしたが、地下鉄のシャッターが降りてしまっているのに、界隈は夕方以上の人の波。こういうところだったのかと、あらためて感心した次第でした。

          おしまい