授 業 科 目 |
単位 |
開講期 |
開講区分 |
教養科目 |
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美術(美術の見方//考え方) |
2 |
前期 |
曜日・時限 |
担 当 教 員 |
対象学年 |
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金曜日 1・2時限 |
新井 義史 |
全学年 |
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授 業 概 要 |
この授業は、美術に興味がない人、美術館に行った記憶がない人、そんな人の為の美術入門講座です。美術館の増加と余暇の拡大という状況にもかかわらず、日本の美術鑑賞人口は相変わらず低迷しています。美術館にはいつも閑古鳥が鳴いています。大人になって「絵」を描くことを好む人はめったにいません。こんな「美術」という分野は、いったい何なのでしょうか? これまで、美術を解説するための一般的な方法は、美術史に従って作家と作品を紹介すること、多くの様式名を区分し特徴付けることなどが代表的でした。しかし、そうした知識中心の美術鑑賞教育は、美術嫌いを生み出す最も近道だということが明らかになりました。美術鑑賞教育は、この20年ほどの研究の中で大きく変貌しました。「研究者が素人に教え諭す」従来の方式から、「初心者のレベルに立ち、発達段階に即した鑑賞指導」へと変わりつつあります。 この授業では作品鑑賞の初心者に対して、美術作品の見方と考え方を一歩一歩ステップアップさせていくための、最新の様々な鑑賞教育方法を用いていきたいと思います。 |
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授 業 計 画 |
第1週 美術をめぐって(文化としての美術、美術という言葉) 第2週 美術館とは?@(世界の美術館) 第3週 美術館とは?A(日本・東京の美術館) 第4週 鑑賞とは?(どうやって絵を見たら良いの?) 第5週 鑑賞活動のプロセスと発達段階 第6週 疑問から分析へ 第7週 分析から解釈へ 第8週 ヌードについて考える(美術館にはなぜ裸がいっぱいあるの?) 第9週 美術の大衆化と革命期の絵画 第10週 造形性と人間心理 第11週 幻想絵画を楽しむ 第12週 日本の美術 第13週 仏教の造形 第14週 現代アートも怖くない 第15週 まとめ |
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成 績 評 価 |
出席重視です。鑑賞レポートを加味して評価します。 |
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テ キ ス ト |
オリジナルテキストを使用(初回に指示します) |
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参 考 文 献 |
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オフィス・アワー |
金曜日3・4時限、A701 |
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備 考 (履修条件・受講上の注意等) |
4月初め(初回授業以前)に履修申し込みしてもらいます。 申し込み方法=「A701新井研究室」へ「受講票」を提出してください。 先着順に120名までとします。授業開始前に受講者名を掲示します。 ほぼ毎回、感想を中心としたレポート提出があります。 欠席3回まで(欠席届は、1回のみ出席扱い、以降は二分の一欠席)。 |
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