WEB-ATELIER通信
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                                                                 コラム更新日2004/12/24

20051


 年末からちょっと旅行にでかけるから、若干早いけれど、
1月のコラムに切り替えました。今回は写真も入れてみました。
            <まだ、表を区切る方法がよく分からないので、思うようなレイアウトが出来ません。見辛いでしょうけど、ご容赦願います>

●ルーブル美術100
   23日、NHKで「夢の美術館=ルーブル美術100選」が 時間放映された。夏以降、まともな美術番組がほとんど放映されていなかったから、とても期待していたのです。いつも年末に放映されてきた100選シリーズでは、イタリア美術100選、日本美術100選、20世紀美術100選、印象派100選などがあり、そのほとんどを録画してきました。しかし昨年までと違うのは、今年は番組編集が不可能になってしまったことです。
   BSデジタルの録画は、45日以降はCPRMの導入によって、録画データは移動のみ可能だが、コピーや編集が不可能になってしまった。今回せっかく6時間も番組があるのだが、放映されたままでは授業には使いにくいし、CDRにしてライブラリー化もできない。

    しかし、そこはソレ、窮すれば通ずとか溺れる者は藁をも掴むとか… いろんな方法を試してみた。今回は、DVDプレーヤーとDVビデオカメラとVAIOのTV録画機能を組み合わせた三位一体方式(なんのこっちゃ)により、合法的に編集・ダビングできる方法を考えた。それは、簡単にいえば、録画番組が表示されている液晶モニタ画面を、DVビデオカメラでもう一度撮影するということなのだが、その際に、DVビデオカメラで撮影した映像を、DVテープに記録するかわりに、TV録画機能を使って、VAIOのハードディスクに強引に押し込んでしまうということだ。けっこうな荒業だが、怪我の功名といおうか、元が良質のBSデジタルのDVD録画画像だから、ダビング画像の状態は地上派のMPEG1よりはだいぶきれいだ。ミニDVテープからPCのHDへのダビングが不必要だから、かかる時間も従来と同じことになる(こんな分かりにくい文章表現で理解できる人は誰もいないだろうな)

 


 

 

 

 

 

 

端のDVカメラで、16インチ画面を写して、VAIOのHDに直接記録するのです。広い部屋だからできる業ダワな。

まア、そんなわけで編集やダビング不能という問題はクリアーできた。しかし肝心の昨日のNHKの番組自体の出来はもう一歩というところでした。大衆向けの扱いはそろそろ限界かなという気がする。思い切ってマニア向けに踏み込んでいけば別の見せ方があるとは思うのだが。来年の年末は、もう期待できそうもないナ。(ただし、今年の100選ではエジプト部門、ギリシャ、中世など、今年の授業でおこなった古い時代の概要紹介が分かりやすくまとめられていたことは収穫だった)

ヤ○○電機ができたゾ

  今年の記念すべきできごとといえば、釧路にヤ○○電機がオープン したことだな。電気製品フリーク(freak熱狂者、マニア)としては、大変よろこばしいことだった。釧路でのはじめての量販店は1○○満ボルトだったが、あれが出来たときもうれしかった。でもベ○○電器やK○電気が出来たときは期待はずれでがっかりした。

   べ電気やK電気が、なぜ期待はずれだったかといえば、展示方法の洗練度と店員の態度と知識など、レベルが低すぎたからだと思うんですね。今年の3月まで、私は毎月1〜2回、札幌に出張してたわけだけれど、列車の待ち時間に、いつもヨ○○○カメラに入り浸っていたのです。ヨカメラの展示レイアウトは、やはり相当ハイレベルだったから、それに慣れていた私の目には、ベ・K電気はちょっとネ。

   1○○満ボルトも、開店当初は品揃えも豊富だったからうれしくて、よく行ったけれど、次第に売れ筋品ばかりになって、私が好きなやぶにらみ品がだんだんなくなってしまったし、ポイントが千点単位でしか使えないケチくささがいやで(どっちがケチなのか)、ほとんど行かなくなってしまった。そうしたこれまでの釧路の量販店にくらべると、ヤ電気は相当ヤル気があるかに感じられる。なにより製品がきれいに見える展示レイアウトのノウハウを持っているから… 。

    ともあれ、やっと内地のように、各種の電気店が出揃ってきたのはよろこばしいことだ・・・でも実は・・・もう私の自宅には、液晶大画面TVもDVDレコーダーもあるし、大学の研究室には、それこそいろんな機材が捨てるほどある。もはやほしい電気製品などなにもないのです。だから、別にヤ電気がオープンしたって、ほとんど意味なかったんですけどね…。

ところで釧路にも、ヨ○○○カメラがいつか出来てくれないかな…

今作っている作品です
   最近は、必要があるとき以外ほとんど作品は作らない。これは2月にまなぼっとに出す予定のモノを検討しているところです。今回作はステンドグラスのカラーの光をイメージしたもので、Painterで十数枚のレイヤーの重なりを調整しながら作っています。

 この写真は、とりあえず実寸サイズにプリントアウトしたものをつかって展示方法を検討している図です。現在のサイズは、タテ230センチ横96センチ。もう少し長さと幅がほしいのですが、これ以上のサイズをプリンターが受け付けてくれないのです(おそらく私のやり方がわるいのでしょうが)。

  プリント印刷は機械的な操作だから、水彩や油絵などの実制作に比べれば簡単に思えるかもしれないけど、何時間もかけて、試行錯誤で方法を解き明かしていかなくてはならないこともあります。 一般的な最大印刷サイズのB0まではプリンタの説明書にも記載がある。しかし、2メートルを超えるビッグサイズになるとまったく説明がない。アート作品の制作は、通常の民生レベルの方法を越えているから、けっこう手探りで大変な部分があるのです。 これから1ケ月ぐらいの間に、色の濃さを変更し、各グリッドのラインズレを修正していく作業をじっくりおこなうことになります。

 

周年
 今日はクリスマスです。私にとっては
2周年を記念する、めでたい祝日です。

2年まえ、ふたりのこどもと三人で年末年始旅行に行きました。1224日からディズニーランドに2泊して、その後渋谷の公務員宿泊所(安くとまれるところがあるのです)に1泊して官庁街や大学を子供に見せたりして、その後、愛知の実家に帰省して… そんな家族ツアーをしたのですが、その10日間の旅行を機に、禁煙を試みたのです。

 それから2年間が過ぎました。あれから1本のタバコも吸っていません。 それまで、何十回、禁煙を試みたことか(百回ちかいな)。そして幾度挫折感を味わったことか。

 そして家族には5年前ぐらいから、タバコはやめたヨ、と明言していたから、うそをついている後ろめたさと、小遣いのつじつまあわせの苦労もあって、毎日やるせない気分だったのです。 家族の前ではそんな情けない私だったのです。でも、2年前のクリスマスに、晴れてタバコと縁が切れたのです。だから、私にとってはクリスマス=禁煙で、すごくオメデタイ記念日なのです。

 だいぶ前だけれど、タバコを止めた人のエッセイに、こんな表現があったことを記憶していた。

「 <あなたは、マダそんな奴隷みたいなことをしてるのですか> と言われ…そして、ハッと気づいたんです… 」
 タバコを吸うということは、タバコの奴隷になっているということ…。 以来、タバコ=奴隷という関係は、私の脳裏に強く焼きついた。

 東京に行けば、千代田区では歩きたばこもできないし、ほとんどの場所が禁煙区域。あちらに住んでいる、タバコのみの友人と東京あたりで会うときに、彼はいつも喫煙できる場所をさがしながら、酸欠の金魚のようにハアハアあえいでいる(この状態こそタバコの奴隷状態だな)。

 ロンドンに行ったら、タバコひと箱の値段は日本円換算で千円以上だった。値段の高さにも驚いたが、それにもかかわらず吸う人たちが結構いるのには驚いた。
 いまや、ほとんどの大学や学校は<校舎内・敷地内>禁煙になっている。私は、釧路校が禁煙化された1年前に禁煙できて、ほんとにラッキーだった。

  釧路校のA棟7Fには、特例で、非常口?のような外で、吸うことを許可した場所が残されているが、タバコを吸っている人たちにとっては真冬の寒空もなんのその。皆さん幸せそうに煙を吹かしている。 ひょっとすると、私も彼ら彼女らと共に、寒風喫煙の仲間入りをするところだったのだから     … くわばらくわばら(災難・いやな事などを避けるために唱えるまじないの言)… 。

…あなたはマダそんな奴隷みたいなことを…
 私は、この言葉をかみしめてタバコを止めました。
どなたか、お酒をやめる説得力ある呪文をご存知のかたがいましたら、ぜひそれをお知らせください。

 ではまた来月…

 


 
 
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